黙示録 ストーリー6 レノン
:
契約…、書…、と
辛うじて読める。
男の声:
少々お尋ねしますが、
この辺りで書物をご覧になりません
でしたかね?
おや、それは!?
いやぁ、ありがとう!!
それは大事な商売道具なんです。
申し遅れました。
私の名前はレノン。
俗に言う、悪魔でございます。
レノン:
ちょっと、待ってくださいな!
私は貴方の敵ではございません。
悪魔城を訪れた冒険者の方々に
優れたアイテムをお譲りするのが
私の仕事です。
悪魔がお金で商売とは嘆かわしい
ことですが、地獄の沙汰も
金次第と申しますでしょう。
そうだ!
ここで貴方と会ったのも
何かの縁だ。
ご用の際はその契約書を使って
私めを呼び出してください。
大抵のところには
お伺いいたします。
おおっと、もうこんな時間だ。
長話が過ぎたようですな。
気が向きましたら、
いつでもお呼びください。