黙示録 ストーリー7 マルス
ラインハルト:
誰だっ!
キャリー:
誰っ!
男の子:
お願い、助けて…
ラインハルト:
子供が、
なぜこんなところに…?
俺の名はラインハルト。
安心しろ、君の味方だ。
キャリー:
小さな子が、
なぜこんなところに…?
私はキャリー。
心配ないわ、
もう泣かなくていいのよ。
男の子:
ボクは、マルス…
ラインハルト:
よし、マルス。
なぜ、こんな危険なところに
1人でいるんだ?
キャリー:
マルスね。
どうしてこんな危ないところに
1人でいたの?
マルス:
魔物たちが町に火をつけて…
ボクの家も…
きっと、お父さんとお母さんは
もう…
ラインハルト:
なんということだ…
キャリー:
なんてこと…
マルス:
友達もたくさん悪魔城に連れて
こられたの。
お城では黒いマントの魔人が、
子供の中の誰かを
探しているみたいだった…
それから、それから…
ううっ、頭が、頭がいたいよ。
思い出せない…
ラインハルト:
だ、大丈夫か?
もういい、しゃべるんじゃない。
キャリー:
だ、大丈夫?
疲れているのよ。もういいわ。
マルス:
きゃあああああああああああっ!!
ラインハルト:
待つんだ、マルス!
俺から離れるんじゃない!
キャリー:
落ちついてっ!
あなた一人で逃げるのは危ないわ!