黙示録 ストーリー4 ローゼ
ドレスの女:
バラに水を与える時間なの。
そこをどいてもらえるかしら?
ラインハルト:
…君は誰だ?
一体、ここで何をしているんだ?
キャリー:
…あなたは誰?
こんなところで何をしているの?
ドレスの女:
私はローゼ。
この白バラの世話を
しているだけ…
ラインハルト:
…白い、バラ?
君は…
バンパイアなのか!?
キャリー:
…白い、バラ?
あなたは…
バンパイアなの!?
ローゼ:
…ノンキなのね。
この城に棲む者は、魔物か
バンパイアのどちらかだわ。
そんな無用心なことで、この辺りを
ウロついてたら、命がいくつ
あっても足りないわよ。
ラインハルト:
…だが、
無抵抗の者を攻撃するのは、
父の教えに反する。
キャリー:
…でも、
あなたは、他の魔物とは
ちょっと違う気がするわ。
ローゼ:
その甘さが、きっと命取りになる。
今なら見逃してあげるから、
故郷へお帰りなさい。
ラインハルト:
ドラキュラを倒さない限り、
俺に帰る場所などない…
それが俺の血に流れる宿命なのだ。
キャリー:
でも、ドラキュラがいる限り、
大勢の子供が悲しむことになるわ。
放っておくなんて、できない!
ローゼ:
そう…
それなら、
まずこの館の書庫へ行きなさい。
書庫の鍵は…
…………‥‥
…そうだわ。
先日この館へ来た、
冒険者が持っていったわ。
ラインハルト:
………
キャリー:
………
ローゼ:
私が教えてあげられるのは
ここまで。
せいぜい早死にしないことね…